眠れないから考える。このままだと哲学者になっちまう。

 

どんな場所でも眠れる私が、自分の蒲団だと眠れない。

 

もう5年くらい苦しんでいます。
自分の部屋に入る。蒲団に潜り込む。電気の灯りを消す。目をつむる。睡魔が来るのを待つ。
眠れないのです。どうしても眠れないのです。平均1時間半は寝付けません。毎日です。

 

私は睡眠の環境に関して神経質な方ではありません。
電車の中でも手すりにぶら下がり眠れます。もちろん座席に座ればうとうと寝てしまいます。何度寝過ごして駅を通過したか。
会社の食堂でも、なるべく隅の席で昼食を取ります。15分で終わります。その後の45分は寝ています。

 

こんな眠る環境に鈍感な人間が、何で自分の蒲団だと眠れないのでしょう。
毎日の事ですから、最大の日常の悩みと言っても過言ではありません。
眠るために何でもやりました。

 

まずは風呂の入り方です。
寝る直前はいけません。必ず1時間前には入浴します。ぬるめのお湯で湯舟につかる事。15分は湯舟に入る事が大切です。
寝る前の水分の補給は少なめが良いと思います。尿意でトイレに行ったら、また眠れなくなります。
寝る前は目に強い刺激は与えない方がいいです。本当はテレビも見ない方がいいのですが、これは見てしまいますよね。

 

寝る前のアルコール。これも個人差がありますから難しい。
大量のアルコールなら完全に眠れます。でもこれは睡眠とは関係ありません。
少しのアルコールは気が休まるから効果的といいますが、私なんかは一口飲むと止まりませんから逆効果です。
ですから、酒は寝る前に飲みません。

 

蒲団に入ったら何をすればいいか。部屋を暗くする。用心の為にアイマスクをする。耳栓もする。
何も考えないようにして頭を空っぽにする。そうすれば普通は眠れます。たぶん。でも甘くはありません。
ここからが大変なのです。何と言っても眠れないのですから。

 

まず目を疲れさせようと本を読みます。エンタメ系は夢中になってしまうので眠るのには不向き。
純文学をお勧めします。内容が難解ですから頭が混乱します。読む速度が遅くなり活字を目で追う時間が増えます。
寝る前の読書は効果があります。昔、大江健三郎さんの講演を聞いたら、眠るには私の本が一番だと言っていました。

 

本が駄目なら今度はラジオです。深夜放送を聞きます。音楽に限ります。おしゃべりは真面目に聞いてしまうので眠れません。
これでも眠れない時は、いよいよ薬の登場です。睡眠薬は強いですから睡眠導入剤をお勧めします。
私はマイスリー5を一錠飲みます。どうしても寝たい時は二錠飲みます。
頭と精神と心が興奮して眠れない時は、メイラックスの1ミリを二錠飲みます。

 

これでも眠れなかったら、もう開き直るしかありません。
眠る事を諦める事にしています。そうしたら起きている時間が勿体ないです。
何をするかと言うと、私は趣味で戯曲を書いていますから、戯曲の執筆を始めます。
この時は少しお酒を飲みます。そしてキャラクターやストーリーを考える作業の開始。
これで、眠らなくてはいけないと言う強迫観念が消えます。
これで気分がすっきりします。
うまくいけば、面白い戯曲が書けます。もしかすると眠ってしまうかも知れません。
おやすみなさい。